石和温泉のかえで荘に宿泊と美術館
寒くなりました。温泉が恋しくなる季節です。
このところ、遠出をしていない。ETCを付けてまだ元を取っていない。
家に引きこもっていないで、「もっと遠くまで出かけよう」という気持ちを持ち続けることが大事です。
とは言っても、トイレで立ち上がれなくなるかもしれない。朝ベッドから起きられなくなるかもしれない。
それでも温泉に行きたい。
石和温泉の山梨県立総合福祉センターかえで荘の洋室ならば、車椅子対応になっているし、トイレとベッドの枕元にコールボタンが付いていて、いざというときには頼りになります。
自宅から111kmで圏央道、中央道の高速道を飛ばして2時間かかりません。高速の出口からもそんなに遠くありません。
気ままな一人旅の予約は、前日に空いていれば受け付けると聞いています(利用し始めたときはそう聞いています)。
日曜日、予約がとれました。
ちょっと古い施設ですが、県外利用者一泊二食5,500円で格安で、基本料理で満足できます。利用しないと損な宿泊施設です。
13時過ぎに自宅を出て、途中のパーキングで15分ほど休憩しましたが渋滞も無く、15時過ぎにかえで荘に到着です。
失禁対策用品などで荷物が多くなってしまうのが私の旅行の悩みの種です。今回は大洪水にならなくて良かった。
部屋からトイレに通じる重たい自動ドアが直って?いましたが、ちょっと近づいただけで不要に作動します。自動ではなく押しボタン式の方が良いと思います。もう一つある隣の洋室にお客さんがトイレを利用しにトイレ側通路を通ったら反応してしまいます。設置してから気づいたのかなぁ。トイレ掃除にきたみたいですが、自動ドア反応しなかった。不思議な現象です。
トイレはやっぱり部屋の中に設置してほしい。
日帰り客でにぎわう宴会場では、カラオケを楽しんでいます。囲碁のコーナーでは熱戦が繰り広げられています。日帰り客の多さと比べて、洗い場が4~5人分しかない温泉浴室は狭さを感じます。
内湯だけのそんなに広くは無い温泉浴場です。16時からは宿泊者専用タイムです。脱衣場から浴室入口のアルミサッシの引き戸がレールから外れている感じでスムーズに開け閉めができないが、なんとか浴室内に入って閉めることができました。
細心の注意で歩きます。温泉の温度は41.0℃と書いてあったけど、それ以上の体感です。10分以上入るなと注意書きがありますが、10分以上は入ってられない湯です。もう少し低めに設定して欲しい。湯煙もうもうで換気扇のスイッチを押したら換気じゃなくて吸気という感じで、停止しました。
浴室から出ようとしたら、ちょっとした事件です。掴みにくいサッシの引き戸が私の力で開かない...。もう一人入浴者がいたので声をかけて開けてもらいました。一人だったらお風呂に閉じ込められるところでした。あとで確認したら入口と表示してある引き戸の反対側の引き戸は、軽く開け閉めできましたぁ~。
高級な食材が使われているわけじゃないけれど、ビール2本を飲みながら食べても程よいボリュームが有ります。
お客さんは5対1ぐらいの割合で女性客の方が多い。女性グループはいくつになっても元気です。
翌朝は和食でした。
お昼は、山梨名物のほうとうです。ビールもつけました。
夕食は、マツタケの土瓶蒸しが付きました。マツタケのいい香りです。ただ、そそぐ器が持ちにくい日本酒の平べったい、あまり量が入らないおちょこみたいな器で、脳性まひの私にとって苦手です。しかし、コップでは風流ではない。少しだけ注いで10回以上に分けて緊張して器を掴み、マツタケの香りを楽しみながら飲む。
翌日朝食は洋食でした。
ジャムとマーガリンが入ったチュウブは、前回の経験から真ん中で折れば良いみたいですが、緊張したせいか宙を舞ってケチャップの入ったところに着地です。
二泊三日のプチ湯治の温泉旅行でした。今回は、ちゃんと昼のビール代は請求書に入っていました。二泊三日ビール5本を含んで13,900円でした。普通の温泉旅館では考えられない激安です。
翌日の観光は前回雨で行けなかった、車で15分ぐらいの山梨県立美術館です。
駐車場から美術館までが遠いのが困る。雨が降ったら車いすでは行けない。
障害者手帳を見せると介護者も含めて、観覧料が無料になります。館内撮影禁止です。落ち穂拾いや種をまく人で有名なミレーの作品が常設展示されています。
ミレー展示会場入口で、受付のおねーさんからコンパクトカメラをつけた三脚の持ち込み禁止ですと言われカメラを外しバックの中にしまい、バックにしまうことのできない三脚は受付に預ける。 私に良くわかりませんが、久しぶりに芸術の世界に浸りました。
外の広場から富士山が見えました。かえでの真っ赤な紅葉が見事でした。
16時過ぎに無事帰宅する。片道2時間のお気軽一人旅でした。
そろそろスタッドレスタイヤに交換しようと思います。
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